ブックレビューにイラストを添えて。
食 漫画
オカヤイヅミ『 おあとがよろしいようで 』 死ぬ前に何を食べたいか?というテーマでの、人気作家15人へのインタビュー。それをそのまま漫画にしたという作品だ。括りはコミックエッセイということで良いのだろうか。ちょっと変わったスタイルだ。 想像される「死に方」もそれ...
家族 災害 小説 東北
垣谷美雨『 女たちの避難所 』 震災が起きる。津波が襲う。そして始まる避難所での生活。舞台は架空の町となっているが、これは紛れもなく3.11とその後の物語だ。 こういう本を手に取った時、どんなふうに物語と相対すれば良いのかと迷う。本当にあったことと思うか、フィクシ...
ベトナム旅行 新書 歴史
小倉貞男『 朱印船時代の日本人 消えた東南アジア日本町の謎 』 5月にベトナムのホイアンを旅行した(詳細については 別ブログ にまとめている)。ホイアンにはかつて日本町があったという。確かに、そこかしこに「日本らしいかな?」と思えるモチーフはあった。しかし、中国風・ベトナム風...
SF アニメ スピンオフ ニュース 近未来 小説
囲碁や将棋で人間に勝利するAI、ロボットアドバイザー、空飛ぶ車……等々。最近、新聞を読んでいて「SFの世界か!?」と思うようなことが増えてきた。 そして今日、日本経済新聞のある記事を読んで思い出した小説があったので、記事と合わせて紹介しようと思う。 技術が「誰にも継...
仕事 実用書
黒澤晃『 これから、絶対、コピーライター 』 最近、ネット上のお仕事サイト「Lancers」を利用するようになった。そこで驚いたのが、「キャッチコピー」、「ネーミング」などの募集が毎日のように告知されているということだ。 商品を熟知している人が一番上手くできそうに思...
ノウハウ メディアリテラシー 実用書 読書
池上彰・佐藤優『 僕らが毎日やっている最強の読み方 』 「僕らが毎日やっている」ことと「普通の人がやるべき」ことが分けて書かれているのが親切。 最強レベルを見せられて「いやいや絶対無理だわ」と思わせられた後、普通レベルの(とは言ってもそこそこ高度な)読み方を提示され...
家族 小説 食
山本甲士『 ひかりの魔女 』 ばあちゃんがひたすら凄い。強い。ラノベでよくある「なろう系」に近いものがあるんじゃなかろうか。第三者視点という違いはあるけれど。全てばあちゃんの思い通りになっているようで、何だか釈然としない感じが残った。 ばあちゃんを取り巻く人々とばあ...
音楽 小説 青春
恩田陸『 蜜蜂と遠雷 』 普段は文庫本ばかりなので、ハードカバーの本はちょっと緊張する。そして文庫にはない装幀の意匠にテンションが上がる。そんなわけで、今回のイラストは装幀について。絵日記の趣旨からは逸脱するが……。 この『蜜蜂と遠雷』はカバーと本体の印象が全く違う。そこに...
ホラー 小説
恩田陸『 私の家では何も起こらない 』 丘の上に佇む一軒の洋館を舞台とした連作短編集。 「幽霊屋敷」とも呼ばれるその家には、いくつもの悲劇の記憶が積み重なっている。そして、そこで起こった悲劇は、時を超えて住人を感化していく。次の住人も、また次の住人も……。じわじわと...
コミュニケーション 実用書 発達障害
松井智子『 子どものうそ、大人の皮肉 』 冗談や皮肉、嘘。そういうものでなくても、裏の意味を読み取らなければならない場面のなんと多いことだろうか! それら、言葉の裏側で行われるコミュニケーションの仕組みについて説かれているのが、この『子どものうそ、大人の皮肉』だ。 ...
公務員 小説 政治家 投資
城山真一『 天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス 』 前半は良い。でも後半は……という感じだった。ヒロインにはぜひとも謎の人のままでいてほしかった! 窮地に立たされた人を天才的な株取引で救う無認可トレーダー、経済版ブラック・ジャック。助けを求める声に、意...
日野瑛太郎『 あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 』 前が見えなくなってない? この本を読んで「当たり前のことを言っているだけ」と思うか、それとも「えっ、そんなこと言って良いの!?」と思うか。感想によって社畜度が推し量られそうだ。 自分...